ミャンマーで日本のローカル局が制作した番組を集中放送することが決定
ミャンマーの地上波放送チャンネルMNTVで、12月23日より週1回・3か月にわたって日本のローカル局が制作した番組が集中的に放送されることが決定しました。
「Happy Japan！」と題されたこの特集番組枠は、総務省の「放送コンテンツの海外展開促進のための人材育成に関する調査研究」事業の一環として実現したもので、BEAJがMNTVの運営を行っているミャンマーのドリームビジョン社と企画しました。東京・大阪のような大都市以外の日本の地方の魅力を地元ローカル局が制作した番組によって世界に発信することが狙いです。
この企画に賛同いただいたローカル局の中から5局が制作した5番組から計14話がミャンマーのお茶の間に届けられます。各ローカル局が制作した番組はいずれも元々30分弱ですが、その前後にMNTVの女性アナウンサーと吉本興業所属の"ミャンマー住みます芸人"5人による、その番組が作られた地域の解説や日本文化の紹介コーナーも設けられ、トータルで約45分の番組として放送される予定です。番組は毎週日曜日の午後5時半より、12月23日（日）にスタートです。
「Happy Japan!」ミャンマースタジオ部分の出演者たち
(MNTV女性アナウンサーと吉本興業所属の"ミャンマー住みます芸人"5人)
放送されるローカル局の番組は次の通りです。
- 福岡放送「ナンデモ特命係 発見らくちゃく！」から5話
- CBCテレビ「我が家の解体ショー」から2話
- 北海道テレビ放送「LOVE HOKKAIDO」から3話
- 山陰中央テレビジョン放送「#Japan by Sea」から2話
- 名古屋テレビ放送「ウドちゃんの旅してゴメン」から2話
これらの番組をきっかけに、ミャンマーにおいて日本のコンテンツがより注目されることが期待されます。
ドリームビジョン社 エインドラ・チョー編成局長のコメント
「日本の幅広い番組をミャンマーで放送できることになり嬉しいです。例えば『ナンデモ特命係 発見らくちゃく！』はバラエティですが家族の愛・人と人の絆が見られます。それはミャンマー人の感覚と変わりせん。また、雪はミャンマーでは珍しいので『LOVE HOKKAIDO』の雪景色の映像は本当に魅力的です。」
シンガポールの番組見本市ATFの場で関係者が揃って記者会見をしました
(写真左より総務省・岡本成男放送コンテンツ海外流通推進室長、名古屋テレビコンテンツビジネス局・伊藤礼子氏、ドリーム・ビジョン社・エインドラ・チョー編成局長、福岡放送コンテンツ事業部・筒井明彦部長、BEAJ・君嶋由紀子事務局長)
